東京で甲状腺外来をお探しの方へ:蒲田駅前やまだ内科糖尿病・甲状腺クリニック

はじめに:甲状腺疾患と外来の重要性

甲状腺は、代謝や体温調整、心拍数など、体の様々な機能に大きな影響を与える重要な内分泌器官です。甲状腺の機能が低下または亢進すると、日常生活に支障をきたす症状が現れることがあります。こうした甲状腺の問題は、早期に専門医の診断を受け、適切な治療を行うことが重要です。

東京都内で甲状腺疾患に悩んでいる方は、甲状腺の外来を受診することで、迅速かつ適切な治療を受けることができます。当院、蒲田駅前やまだ内科糖尿病・甲状腺クリニックでは、甲状腺疾患に関する豊富な経験を持つ医師が診療を行い、診断と治療を提供しています。この記事では、甲状腺外来の役割や当院での治療内容について詳しくご説明します。
甲状腺の病気、どこで治療すればいい?内分泌内科

甲状腺外来とは?その特徴と診療内容

甲状腺外来は、甲状腺の疾患に特化した診療を提供するクリニックや病院の一部門です。甲状腺疾患は非常に多岐にわたり、機能の低下(甲状腺機能低下症)や亢進(甲状腺機能亢進症)だけでなく、甲状腺結節や甲状腺癌などの診断と治療も含まれます。

甲状腺外来で診療する主な疾患

  • 甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
    甲状腺が過剰にホルモンを分泌する状態で、動悸、発汗、体重減少、イライラなどの症状が現れます。
  • 甲状腺機能低下症(橋本病)
    甲状腺ホルモンの不足により、疲労感、体重増加、寒がり、むくみなどが見られます。
  • 甲状腺結節・腫瘍
    甲状腺にしこりや腫瘍ができる場合、良性・悪性の評価が必要です。
  • 甲状腺癌
    特に早期発見が重要な甲状腺癌も、外来で診断・治療が行われます。

外来では、血液検査や画像診断を通じて正確な診断を行い、患者様に合わせた個別の治療プランを提案します。治療には、薬物療法や手術、放射線治療などが含まれますが、各患者様の状態に応じた適切な方法を選択します。必要に応じて専門の医療機関を紹介する場合もございます。

厚生労働省 - 甲状腺の病気に関する情報
日本甲状腺学会 - 甲状腺疾患について
日本内分泌学会 - 甲状腺疾患について

甲状腺疾患の診断に必要な検査

甲状腺疾患の診断には、いくつかの重要な検査が必要です。これらの検査を行うことで、甲状腺の機能や構造を評価し、正確な診断を行うことができます。

血液検査

血液検査では、甲状腺ホルモン(T3、T4)や甲状腺刺激ホルモン(TSH)のレベルを測定します。TSHは、甲状腺の機能を調整するホルモンで、異常な値が見られた場合、甲状腺機能低下症や亢進症が疑われます。
また、抗TPO抗体や抗サイログロブリン抗体の検査も行われ、自己免疫疾患である橋本病やバセドウ病の診断に役立ちます。

超音波検査(エコー検査)

超音波検査は、甲状腺の形状や大きさ、結節や腫瘍の有無を確認するための非侵襲的な検査です。甲状腺に腫れやしこりが見られる場合に、詳細な画像情報を得ることができ、良性・悪性の評価にも役立ちます。

甲状腺シンチグラフィー

シンチグラフィーは、放射性ヨウ素やテクネチウムを使って甲状腺の機能を視覚的に評価する検査です。甲状腺がどの程度の活性を持っているかを確認することで、バセドウ病や甲状腺腫瘍の診断が行われます。

針生検(バイオプシー)

甲状腺に結節や腫瘍が見つかった場合、細胞を採取して顕微鏡で調べる針生検が行われることがあります。これは、甲状腺癌の早期発見や診断に役立つ検査であり、迅速な治療のために重要です。検査が必要な場合は近隣の総合病院をご紹介します。

甲状腺疾患の治療方法

甲状腺の病気は早期発見・早期治療が重要です。各患者様の症状や病状に応じて、以下のような治療方法が選択されます。

薬物療法

甲状腺機能亢進症や機能低下症の場合、薬物療法が一般的です。バセドウ病には、甲状腺ホルモンの生成を抑える抗甲状腺薬(例:メルカゾール)が使用されます。一方、橋本病や甲状腺機能低下症の場合は、不足している甲状腺ホルモンを補うためのホルモン補充療法が行われます。治療中は定期的な血液検査でホルモンレベルを監視し、薬の調整が必要です。

放射線治療

甲状腺機能亢進症の治療には、放射性ヨウ素治療が治療のひとつとして効果的です。これは、放射性ヨウ素を服用することで、甲状腺の一部を破壊し、ホルモンの分泌を正常に戻す治療法です。特に薬物療法が難しい場合や再発を防ぐために使用されることがあります。

手術療法

甲状腺に腫瘍や癌が見つかった場合、または薬物療法や放射線治療が効果を示さない場合、手術が選択肢となります。甲状腺全体の一部または全部を切除する手術が行われます。術後にはホルモン補充が必要な場合もあり、手術後のフォローアップが重要です。

経過観察

甲状腺に良性の結節や小さな異常が見つかった場合、すぐに治療を行わず、定期的な経過観察を行うこともあります。超音波検査や血液検査を定期的に行い、変化がないかを確認し、必要に応じて治療を開始します。

当院でのサポート

 

蒲田駅前やまだ内科糖尿病・甲状腺クリニックでは、甲状腺疾患に対して包括的なサポートを提供しています。当院では、経験豊富な医師による診療で、甲状腺の問題を迅速に診断し、患者様に合わせた治療プランを提案しています。

当院の特徴と診療内容

  • 専門的な診察
    甲状腺疾患外来を持つ当院では、患者様一人ひとりに丁寧な診察を行い、適切な診断を提供しています。症状が不明瞭な場合でも、詳細な問診と検査を行い、甲状腺の状態を正確に把握します。

  • 長期的なフォローアップ
    甲状腺疾患は慢性的な疾患であり、定期的なフォローアップが必要です。当院では、患者様の経過を長期的に観察し、治療方針の見直しや必要なサポートを提供しています。安心して通院できる環境を整えており、治療効果が最大限に発揮されるようサポートいたします。

  • オンライン診療は行っていません
    当院では、患者様との直接的なコミュニケーションを大切にしており、オンライン診療は現在行っておりません。対面での診察を通じて、より正確な診断と治療を提供することを心がけています。

甲状腺に関する不安や疑問がある方は、ぜひ当院にご相談ください。早期発見と定期的なフォローアップが、健康を維持するための最良の方法です。ご予約やお問い合わせは、お電話または当院受付までお気軽にどうぞ。


監修者プロフィール
院長 山田 朋英 (Tomohide Yamada)
医学博士 (東京大学)

山田院長は、糖尿病・甲状腺・内分泌内科の専門医であり、東京大学で医学博士号を取得しています。東大病院での指導医としての経験や、マンチェスター大学、キングスカレッジロンドンでの客員教授としての国際的な研究経験を持ち、生まれ故郷の蒲田でクリニックを開院しました。

資格・専門性
日本糖尿病学会認定 糖尿病専門医・研修指導医
日本内科学会 総合内科専門医
豊富な臨床と研究の経験を活かし、糖尿病や甲状腺疾患の診断と治療を提供しています。

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